下水道補正予算―本来の補助率に増やすべき
市バス補正予算―走行キロ削減でなく発展へ努力を
三宅誠孝議員は、下水道及び市バス事業の平成 12 年度補正予算について、問題点を指摘する討論に立ちました。
下水道事業の補正予算については、一般会計から汚水資本費補助金 12 億 2100 万円余を繰り入れるもの。従来は汚水資本費の 26 %だったが、1993
年以来削減、今年度は当初予算計上をゼロにしたことを指摘。そのため下水道は赤字になり、これを口実に昨年 9 月市会で料金 18 %の大幅値上げが与党会派で可決されたと批判しました。さらに、今回の補正(6.
5 %)はこの値上げ努力に対する「報奨金」であり、下水道会計の健全化のためには、本来の補助率 26 %に戻すことこそ必要だと主張しました。
市バス事業の補正予算については、一般会計から補助金 12 億 2500 万円を繰り入れるもの。しかし、現状は市バスの 1 日走行距離 5 千キロ削減計画など、市バス本来の役割を後退させる多くの問題を持っていると批判。独立採算制の廃止、バス事業の規制緩和の中止を国に求め、補助制度の抜本的改善で公営交通事業としての発展の努力をと強く求めました。
汚水資本費補助金の推移
H2 年度決算 |
H5 年度決算 |
H12 年度当初予算 |
26 % |
13 % |
0 (今回補正で 6. 5 %に) |
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