「全員制の中学校給食の実施を求める」請願の不採択に反対する討論 - 市会報告

「全員制の中学校給食の実施を求める」請願の不採択に反対する討論

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終了本会議討論
河合ようこ議員
 日本共産党市会議員団は、『請願第31号 全員制の中学校給食の実施』の不採択に反対しておりますので、私は議員団を代表し、その理由について討論致します。
 この請願は、すべての中学生に栄養を保障し、給食を通じて食育が行えるよう、選択制ではなく、小学校と同じような温かい全員制の中学校給食の実施を願うものです。
 体も心も育ち盛りの中学生にバランスのとれた食事が大事であることは言うまでもありません。
 現在の選択制の中学校給食は、京都市の栄養教諭が献立を立てておられます。しかし、いまの選択制給食で、全ての生徒がバランスのとれた昼食が摂れていると言えるでしょうか。実際には菓子パンだけ、おにぎりだけを食べている生徒もあります。家庭でお弁当を作って持たせている保護者からも「毎日同じものばかりになる」「子どもの成長が気になるが、働きながら栄養バランスのとれたお弁当を毎日作るのは難しい」との声が出ています。実際、作るのが困難な保護者もおられるのです。
 教育委員会は『手作り弁当の教育的効果』を強調されますが、その根拠は「平成11 年の『中学生の健やかな成長を目指す望ましい食生活と昼食の在り方について』の答申であります。17年も前のものであり、長きにわたり、実態を把握されていないということではありませんか。本市が現行の選択制給食を決定したのは、平成12年です。16年の間に保護者の働き方や生活状況、中学生の食生活事情も変わってきています。教育福祉委員会でも給食についてのアンケート等調査を求める意見も出されており、子育て世代の実態や生徒・保護者等に中学校給食についての意見を聞く、調査をする必要があります。
 山科区のお母さんたちが中学校給食について自分たちでアンケートを作り、聞き取りをされています。先日、集まっている108通の保護者の意見をまとめて、各会派を回り、全員制の中学校給食の実現を訴えられました。アンケートには8割が全員制の中学給食を求めておられ、「あたたかいものを食べさせてやりたい」「みんなと一緒のもので楽しく食事ができそう」など具体的な思いがかかれていました。千人の声を集めようと今も取り組まれている、この保護者の声に応えるべきです。
 また、いま子どもの貧困が社会問題となっており、国あげて、社会全体で対策を講じることが求められ、本市においては『子どもの関する調査』を実施し、対策を立てようとされているところであります。給食は教育の一環です。家庭の経済的状況に関わらず、すべての生徒が等しく栄養バランスの取れた昼食が保障されるよきです。だからこそ、京都府内でも全国でも全員制の中学給食実施に踏み出すところが増え、広がっているのではないでしょうか。何よりも全員制の中学校給食の実施は、子どもを育てる保護者をはじめ、市民から繰り返し要望があがっている切実な願いであります。子どもを京都市挙げて育てていく、子育てを支援していく立場で考えるならば、この請願主旨に応えるべきです。
 教育福祉委員会の議論でも、現行の給食の在り方について再検討が必要だという意見も出されておりました。不採択には納得ができません。京都市が市民の要望を受け止め、再検討に踏み出すためにも「全員制の中学校給食を実施してほしい」という本請願を議会として採択すべきであることを申し述べまして、私の討論と致します。

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