「米軍Xバンドレーダーの撤去、基地建設の中止を求める意見書」の提案説明 - 市会報告

「米軍Xバンドレーダーの撤去、基地建設の中止を求める意見書」の提案説明

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終了本会議討論
河合ようこ議員
 日本共産党市会議員団は、「米軍Xバンドレーダーの撤去、基地建設の中止を求める意見書」を提案しています。私は議員団を代表し、提案説明を行います。
 10月21日の未明、京丹後市経ヶ岬の米軍レーダー基地にXバンドレーダー本体が搬入されました。レーダー本体の搬入にあたって、米軍は「保安上の理由」と言って、搬入時期や方法について一切明らかにしないまま、自衛隊小松基地から一般道を交通規制し、夜陰に乗じて搬入したのであります。
 翌日22日には、この基地において米陸軍第14ミサイル防衛中隊の発足式が行われました。11月1日からは飛行制限区域を設けられ、12 月からは本格運用という重大な局面を迎えています。
 21日のレーダー本体の搬入を、マスコミが「またも抜き打ち」「理解得られぬ」と国と米軍の暴挙と住民の怒りの声を見出しで伝えているように、米軍レーダー基地建設をめぐっては、今年5月27日には米軍基地の工事開始も直前まで住民には知らされずに強行される、また、昨年開催された防衛省と京丹後市、京都府との協議も内容が非公開とされるなど、住民に十分な説明がなされず、秘密裏に建設が進められてきているのです。基地建設の地元では、山陰海岸ジオパークの自然景観の破壊やドクターヘリの飛行禁止問題、米軍人・軍属による交通事故や犯罪への不安など問題が噴出しています。
 京都市にとっても、この米軍レーダー基地建設は、無関係ではありません。飛行制限区域が設けられることにより、Xバンドレーダーの停波などエリア内の京都市消防ヘリの飛行の安全や救助活動に支障が生じるなど様々な課題があることが明らかになっています。例えば、京都市の消防ヘリが飛行制限区域を航行する際の停波は京丹後市の消防本部が米軍に電話やFAXで要請することとされましたが、緊急時に機敏に対応できるのか、救命活動への影響が心配されます。
  そして何よりの問題は、このレーダー基地がアメリカの戦争に市民を巻き込む、集団的自衛権行使の最前線基地となる危険性が大きいということです。政府はこの米軍Xバンドレーダー基地は命と安全を守るものであり、抑止力を持つことで平和を守ることができると言っていますが、アメリカ本土に向けられた弾道ミサイルを察知した時には、ミサイルを発射した国に対し、日本の自衛隊はアメリカとともに迎撃、反撃を行うことになります。まさに、国民を守るのではなく、アメリカを守るための基地です。市民の命と安全を守るのは平和的な外交交渉で紛争を戦争に発展させないこと、憲法9条を堅持することこそがその最大の保障であります。
 いま、沖縄県辺野古での新基地建設への県民あげての反対の声など「沖縄にも基地はいらない!日本中に基地はいらない!」という世論と運動が日本中に広がっています。こうしたもとで、住民の声も聞かず、京丹後に新たな米軍レーダー基地建設をすすめることは、京丹後はもとより国民の世論、願いに反するものです。今回の搬入強行は断じて許されません。ただちに基地建設工事は中止すべきであります。
 同僚議員の皆さんの賛同をお願いしまして、提案説明と致します。

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