「児童館の設置(伏見区深草)を求める請願」の不採択に反対する討論 - 市会報告

「児童館の設置(伏見区深草)を求める請願」の不採択に反対する討論

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閉会本会議討論
河合ようこ議員
 日本共産党市会議員団を代表して、請願第10号「児童館の設置」の不採択に反対する討論を行います。
 この請願の主旨は、「伏見区藤ノ森小学校区に児童館をつくってほしい」というものです。
 現在、藤ノ森小学校の留守家庭児童は、放課後、校区外の7ヶ所の児童館・学童クラブに通っています。一つの小学校から7ヶ所にも別れて通っているのは藤ノ森小学校の子どもたちだけです。1・4キロもの道のりを30分以上も歩いて通っている子もいます。無事に行けるのか、無事家に帰ってこられるのかと保護者は心配されています。通わせることをあきらめられた方もあります。また、乳幼児をもつ保護者は、他学区や他の行政区の児童館まで子どもを連れて行かなければなりません。地域の児童館で子どもたちの安全と豊かな放課後の生活を保障してほしいという願いや、地域の人たちとつながって子育てしたいという願いは当然なことです。
 藤ノ森小学校区には学童クラブがないため、約30年前に保護者が中心となって共同学童保育所「つよい子クラブ」を作り、運営してこられました。子どもたちの放課後と親の働く権利を守り、一刻も早い学童保育所の設置を求めて運動を続けてこられたところです。その共同学童保育所は京都市の補助金も打ち切られ、運営が厳しくなる中、今年度で閉所せざるをえなくなりました。本来、京都市が責任を持って学区内に児童館・学童クラブを設置してこなければならなかったところだと思います。
 9年前、共働きしている自分の子どもや孫のために児童館設置をと、藤ノ森小学校の近くの土地を寄附された方がありました。当時、寄附を受け付られた窓口は教育委員会で、寄附された方の意向、寄附された土地の存在について担当部局は最近まで承知されていなかったということですが、寄附された方は「児童館をつくってほしい」という意向を示されており、テレビでもその旨を話されています。  
 子育て支援をどうするのか、子どもたちの放課後をどう守るのかを京都市総体として考えてきたならば、京都市に寄附いただいた土地も念頭に置いた検討がされ、施設整備もできたのではないでしょうか。行政が手を尽くしたとは言えません。
 この要望に議会も行政も応えるべきです。
 現在、藤ノ森小学校区では近隣にマンションも建ち、子どもが増える可能性があります。また、現状でも藤ノ森小学校の子たちが通っているそれぞれの児童館の学童クラブは70人を超え、すし詰め状態です。これらを解決していく上で児童館の整備が必要です。また、放課後の子どもたちの生活の場、友達との豊かな遊びの場を保障し、子どもの安全を守るためにも、長時間かけて移動しなければならない状態を解消することは急務です。
 いま、「藤ノ森小学校区に児童館設置を求める」地元住民のみなさんの署名は4000筆を超えています。
 議会はこの切実な声に応え、請願を採択し、役割を発揮すべきです。
 以上、「児童館の整備」を求める請願の不採択に反対する討論と致します。

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